こんな作り方しています
カラーリング
当園のみかんは、着色促進剤の散布や青いところが残っていてもカラーリングは行っていません。青いみかんだと酸っぱそうに見えるので、市場出荷はカラーリング作業をしてみかんを強制的に赤く美味しそうにみせているだけです。みかんは収穫時期が来れば、だんだん色が付いてきて時期時期の色とそれに応じた味になります。
農薬は何回散布しているの?      
自然体系から見ると農業も自然破壊です。自然は微妙なバランスによって成り立っているのに、みかんの木だけを植えると虫や細菌は偏ってしまい、それを薬剤によってどうしても補わねばなりません。
農業改良普及所やJA指導課の指導機関の防除暦は、基本防除が年間11回になっています。実際には害虫の異常発生や天候不順による病害の発生があるのでそれ以上に散布されているのが実情です。当園では防除薬剤費や労力もさることながら、それほど必要とも思えないので必要最低限の3〜4回の防除に押さえています。
ワックスを掛けは?
ワックスはかけておりません。
通常市場経由のみかんは、農家が収穫してからからみなさまに届くまで時間がかかります。そこでワックスを掛けておくと、店頭に並べておいても、見た目が良く、またみかんが萎びにくいのです。ワックスがけをするにはまず研磨してワックスがけをするので、それだけでもみかんに衝撃を与え新鮮な味が失われます。 
なぜ、手で散布しているの?
 一般のみかん園の農薬散布はスプリングクラー防除です。スプリングクラー防除は手散布に比べ薬剤の量は1.5〜2倍か散布されています。手散布は暑いときにカッパを着ての作業は辛いのですが、少ない薬量でより効果を上げ、土壌や付近の河川を汚すのをより少なくする為にも手散布でがんばっております。これも散布回数が普通の1/3程度しかやらないので出来ることです。、
除草剤はなぜやらないの?
ナギナタガヤとツタの草生栽培がほぼ確立してきています。除草剤を使用すると運動場のように綺麗になり管理作業もやり易いのですが、土中のミミズ、バクテリア等死滅させてしまう。何より表土が流失して大事なみかんの表面近くの細根を痛めてしまうのです。
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平成24年の栽培履歴へ
日ノ御崎、紀伊水道、四国まで見えます
10月中旬のみかん園
  スーパーのみかんに比べなぜ腐りやすいの?
普通の栽培は、採果前に必ず腐敗防止剤を散布します。腐敗菌の繁殖を抑える農薬を体に取り込むと人体に何らかの影響があるはずです。まして出荷直前の散布により多くの残量農薬が取り込まれる危険性があり、腐敗防止剤はもちろん、他の農薬も7月1週以後一切散布していません。
 尚、酸が高く皮の厚いみかんは腐りにくく、糖度の高いみかんほど腐りやすい傾向にあります。酸は腐敗菌が繁殖しにくいものね。
  畑の周りに雑木林を残しているのはなぜ?
自然界は微妙なバランスで成り立っている。本来病気や虫たちも自然を保つためには必要な生き物です。
 農業は自然を人間に都合の良いように変えることにより生物も偏ってくる。周辺の傾斜地などの農地として不向きな土地に自然林を残すことにより、少しで多くの種類の植物や虫たちが生存出来、共存出来ないかな〜〜って考えています。
 みかん畑に草をはやしているのも、少しでも自然な環境に近づきたいが為です。
美味しいね」って言ってもらえるみかん作りをしています
 安心、安全って近頃よく言われていますが、安全安心のために農薬の散布を減らしているのではありません。食べ物を作っているかぎり、見た目で「きれいだね」って言われるより、「美味しかったよ」と言ってもらえる時にこそ、作る者の喜びがあります。
 ましてや、きれいに作ると高く売れるからと農薬を多量に散布して環境に悪影響を与え、味を落とし、農薬の残留あるみかんを作るって変ですよネ。自分が住んでいる自然を農薬や化学肥料によって自らの手では汚せません。こんな事を理解して購入して下さる消費者が居られるからこそ、微々たる事ですが自然環境保護に役立っていると思っています
 家族のために料理を作るおかあさんは健康に影響がある調味料や着色料を入れて家族から「きれいな料理だね」といわれるより「美味しかったね」の言葉がどれほどうれしいことか。そのようなみかんを目指して作っています。
 個人販売はしないの?
主に生活協同組合や有機農産物販売店等に納入しておりますが、納入先にご不便をお掛けしない範囲で宅配も行っております。家庭で食べて頂く物ですので出来るだけお安く価格設定している関係でM〜2L混、無選果ですが常識外の品物は除いています。又作業の都合上発送日指定はなるべくご遠慮下さい。産直情報 
                           肝臓にいいみかん
どんな品種を栽培しているの?
品 種 特   徴 時 期 品 種 特   徴 時 期
完熟みかん 食べる時に口の中に昼がる甘さが特徴 11〜1月 極早生蜜柑 青みかんの酸っぱさが少ない品種 10月
ネーブル 香りがすごく良く上品な味のオレンジ 3月 デコポン 糖度が15以上で近頃は大人気 3月
大玉八朔 3L,4Lの大きさの八朔です 3月 甘 夏 気温が高なって来た頃が食べ頃 4〜5月
伊予柑 紀州にも伊予柑があるんだよ 2〜3月 八 朔 一般の八朔と味が違うのでビックリ 4月
清 見 果汁も多く程良い甘さのバランスが良 3〜4月 ポンカン 剥きやすく万人向きする甘さ 2〜3月
三 宝 紀州特産のサッパリした味 4〜5月 セミノール 色は真っ赤ですご〜くジューシー 5月
 旬のみかん  一番美味しい季節のみかんを載せています
なぜ遅くまで木に成らせているの?
木に成らせたまま熟期を迎えるのが一番美味しいのです。作る方や流通の都合で無理に早く採ってガスで追熟さしたり、長期に貯蔵するが為に防腐剤の散布をしたりするより、一番美味しい時期にもぎたてを新鮮なまま食べてもらうのが一番良いと思っています。
 例えば普通市場に売られている八朔は早い産地では12月中に採果して貯蔵していますが、当園では4月まで3ヶ月以上も長く木に成らして採果しております。